フルヘッヘンド

一般

フルヘッヘンド

ふるへっへんど

オランダ語で「うずたかく盛り上がっている」の意。

辞書もない中、蘭学書「ターヘル・アナトミア」の邦訳に挑んだ杉田玄白前野良沢中川淳庵らのグループが、「鼻」の説明として書かれていた単語「フルヘッヘンド」の訳出に大変苦労した、というエピソードにちなんでよく知られている。

これは杉田玄白がのちに著した『蘭学事始』に掲載されているが、実は原書の「ターヘル・アナトミア」には「フルヘッヘンド」という単語が出てこない。

そのため「フルヘッヘンド」のエピソードは、翻訳の苦労をわかりやすく伝えようと杉田玄白が創作した話であると考えられている。