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プラティエーガ・ブッダ

(読書)
ぷらてぃえいがぶっだ

自分だけのために真理を悟った者。漢訳では音写して「辟支仏」〔ビャクシブツ〕、意訳では「独覚」と記す。インドではそういう聖者がゴータマ・シダールタ以前にも、以降にも数多くいた。彼らは悟った真理をそうそう容易には外部に漏らさない。何故なら我々生物という独特な有機CPUは、諸体験によって性能upしていくという特殊性があるので、頂上的真理はどのような高弟にも必ず誤解されるという反比例的な背理性を有している。必ず劣悪な(旧型)プロセッサに、最新の無理な処理を強いる形態となる。では伝えない方が後代のためになる。イジメとか情けとかいう以前に無理難題、酷である。ゴータマ・シダールタも欲界の支配者マーラとの闘いに勝って、いわゆる「縁起説」;「縁;根本的無知によって、起;あらゆる苦悩が生じる」という悟りを自らに於いて実践し、目覚めた者;「仏陀」となった直後、やはり自分の獲得した真理を伝えるものか否かという思索で結論したのは伝えぬ方だった。

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