日本女子サッカーの曙 1964年東京五輪でサッカー代表チームが活躍したことにより、日本はサッカー熱に湧いていた。そのブームの中、66年には神戸で日本初の女子サッカーチームが設立される。そして70年代には各地で徐々に女子チームが増えてゆき、非公式ながら小さな地域大会も開催されるようになった。 79年にはFIFAの通達を受け日本女子サッカー連盟が正式に発足し、3月には連盟認知による最初の試合が行なわれた。その時の様子を伝えるスポーツ新聞の見出しは【ピンクの掛け声】【ボインでボールキープ】というもの。その頃の女子サッカーに対する世間の認識は低く、イロモノ扱いだったのだ。 80年には女子チーム日本一を…