(英:Provençal dialect、仏:Lou prouvençau)
フランス南部プロヴァンス地方で使用される、オック語の一方言。プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏と、ラングドック=ルシヨン地域圏の一部で使用される。正書法は19世紀にフレデリック・ミストラルによって確立されたが、多くの地方言語のようにいくつかのバリエーションもある。
フランス政府からは公用語として認められていないが、高校などいくつかの教育機関で選択科目として学習できる。なお中世においては、吟遊詩人トルバドゥール等の記述の中で使われているように、「プロヴァンス語」はオック語全体を意味していた。