学名:Eleochalis aciculalris 和名:マツバイ カヤツリグサ科 ハリイ属 分布:世界各地 草丈:5〜15cm
名前の通り、髪の毛のような細い葉を展開する水草。レイアウトに使うと涼しげな雰囲気を作り出してくれる。 本種より草丈の低いショートヘアーグラスという種類も存在する。
:植物
ここ2、3年ほど、イグサやカヤツリグサの類に注目しています。(以前からかなり好きなグループですが…) 地味な植物ですがよく見てみるとかなりの種数があり、しかも育てやすいものが多く、端的に言えば"鉢に土を入れて水に漬けておけばよく増える"といってもよいくらいです。光要求性はどれも非常に高いので室内栽培には不向きですが、屋外で育てるにはとても良いです。 また、水生園芸(所謂"ビオトープ")向けに市販されるイグサ状カヤツリグサが必ずしも栽培向けかと言われるとあまりそうではなく、未開拓の分野が大きいグループでもあります。 イグサ状植物とは? イグサ科Juncaceae イグサ属Juncus イ(イグサ…
2022~2023年は様々な水草が輸入された”当たり年”だったように思います。 2013年ころから約10年にわたって新しい水草がほとんど入荷しない時代が続いてきましたが、ようやく雪解けが見えてきた感があって大変喜ばしいことです。 今回は、そんな2023年で特に印象に残った水草を、その理由を含めて紹介していきます。 *かれっくすさんとのスペースでも同じ話をしましたが、重複するものの紹介を飛ばした都合上、順位がやや前後しています。また、本記事では「アクアリウム・園芸での利用可能性」という切り口でみているので、自己満足な日本産種は除外しました。 30位 ムジナモ Aldrovanda vesicul…
客層により求めている水草は全く違う! A 一般の客層が求める水草 B 多く流通する水草 C 水草を扱う人が求める水草 水草に興味を持つ2020年代の初心者アクアリストの特徴と傾向 ・水槽サイズが極端に小さい ・底砂が殆どない ・餌やりはできるが水換えを知らない ・黄緑色で広葉が好き ・派手な色彩や美しい必要はない 何がそんな環境で耐えられるか? 超初心者におすすめできるだろう水草 A1 植える必要すらないもの A2 植える必要があるもの A3 自家生産すべき水草 客層により求めている水草は全く違う! 即売会や学祭などで水草コレクションの余剰を時々放出しています。 そのたびに、 A 一般の客層が…
水草を趣味とする人間は非常にすくない。 時折、(あくまで水草関連で知り合った人ではなくて)水草も買いますという人に会うが、そうした人のほとんどは「数週間でダメになるので新しく買ってくる」というパターンであり、ちゃんと育てられている人に会うことは稀である。 おなじくアクアリストが育てる熱帯魚と比べて、この”歩留まりの悪さ”は異常といえる。結局のところ大多数のアクアリストにとって水草とは「使い捨ての飾り」であって、育てるというレベルにまったく至っていない。要するに結局のところ、水槽でもとから育たないドラセナやレッドグラスやフィットニアやワインレッドロベリアに対して 本当の水草がもつメリットはまるで…