イリアスに登場するギリシャ世界一の美女。 スパルタ出身。ミュケナイ王アガメムノンの弟メネラオスの妻だったが、アフロディテの手によってトロイア王子パリスの妻にされる。
また、ギリシャ・ヨーロッパ文化圏では美女の代名詞としても扱われる。 ゲーテのファウストにも登場し、若返ったファウスタス博士の妻になる。
ーゴルギアスの弟子のアンティステネスは、スティーヴンは言った、 第120投。165ページ、621行目。 —Antisthenes, pupil of Gorgias, Stephen said, took the palm of beauty from Kyrios Menelaus’ brooddam, Argive Helen, the wooden mare of Troy in whom a score of heroes slept, and handed it to poor Penelope. Twenty years he lived in London and, during…
フィリップ・デ・ラスロー 《ミセス・ヘレネ・キルワン=テイラーの肖像》(1935年) 《ジョージ・オウエン・サンディス夫人》(1915年) 《ミュンヘンのホーフブロイハウスにて》ハンガリー国立美術館 《ウェシェルマン・イグナーツの肖像》ハンガリー国立博物館 《教皇レオ13世》(1900年) ハンガリー国立美術館 《舞い落ちる木の葉 (中尉)》個人蔵 《イーディス・ホープ・アイゼリンの肖像》(1930年) 《ミス・オリーブ・トルートン》(1910年) 《フェレンツ・ヨージェフの肖像》ハンガリー国立博物館 《プリンセス・ルスポリ、公爵夫人ド・グラモンの肖像》(1922年) 特に王家の肖像画で知られ…
ギリシア悲劇への入門に最適の新書 ギリシア悲劇 人間の深奥を見る (中公新書) 作者:丹下和彦 中央公論新社 Amazon 丹下和彦『ギリシア悲劇 人間の深奥を見る』は、2006年刊行の中公新書。著者は1942年生まれで古典学を専門とし、多くのギリシア悲劇を翻訳している。 もともとギリシア悲劇に興味があり、また最近関連する本を読むことも多かったところに、ちょうどロシア文学者で西洋演劇史を教えている上田洋子がこの本を紹介していたので読んでみた。 本書はまず「ギリシア悲劇とは何か」と題された序章で、ギリシア悲劇についての基本的な事項を紹介し、その後に続く各章で計11本の作品を実際に読解していくとい…
『シャンバラの秘宝』 Zファイル (玉井禮一郎)(たまいらぼ出版) 1998/6 <仏典「法華経」にも記述されている「地底世界(シャンバラ)と地底人」の実地踏査の簡潔な報告。> <ブラジルのロンカドール山脈の謎。ブラジルはUFO多発地帯。> ・「法華経」の予言のハイライトは、巨大な宇宙船の地球来訪(宝塔品)とおびただしい数の地底人(従地涌出品)の出現の二つですが、それが今世紀末から来世紀初頭にかけて、われわれの肉眼で見える形で実現するということで聖書などの諸預言も一致しております。 「世界の宗教のルーツは地底王国(シャンバラ)に」 「私は過去40年間という時間の大半を法華経の探求に費やしてきた…
ドゥニ・ビルヌーブ監督。超光速航行に必須のスパイス、メランジの唯一の産地である惑星アラキスの覇権をめぐる戦いはハルコンネン家が勝利し、アトレイデス家の後継者ポール(ティモシー・シャラメ)と母レディ・ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)は、砂漠の民フレメンのチャニ(ゼンデイヤ)とともに逃走。ポールは救世主としてフレメンを率いていくが、ハルコンネン家の次期男爵フェイド=ラウサ・ハルコンネン(オースティン・バトラー)がアナキスへ送られてくる…。前作「DUNE デューン 砂の惑星」の続き、圧倒的な絵作りの美しさは前作と同じ印象。物語も整理されながら見せ場を作っているのもPART 1と同じ。教母ガイウス・…
映画「DUNE part2」を先行公開で観てきました。 今回は、映画と原作の違うところを、キャラクター別にまとめていきます。
マヴィア スキル「ローマ撃破」 発動すると、最大17,250の破壊力を発揮する。 スキル「上級ワープ」 最大15マスのワープを行うことができる。 ブラックカードの英雄です。 破壊力アップの固有スキルを持っていますが、どちらかというと本命は上級ワープの方です。 このゲーム、上級ワープがあるかないかで文字通り「別ゲー」になります。 運良く上級ワープ持ちのブラックカードを手に入れたら、最初はそのまま使ってもいいですが、いずれは主力英雄にスキルを移植したいです。 上級ワープを持ったブラックは何名かいますが、その中でも一番マヴィアが合成素材として使いやすいかなという気がします。 ヘレネ:ブラック合成スキ…
秋の夜も名のみなりけりあふと言へばことぞともなく明けぬるものを 小野小町 (古今和歌集 巻第十三 恋歌三 635) 上村松園『小野小町図』 1935年 余談ですが、小野小町を世界三大美女と言い出したのは明治時代から。 おそらく当時の講談師や新聞記者などが口にしたのが受けたのでしょうが、「三大○○」が大好きな日本限定のお話しです。 しかし、オリジナルの三大美女もちゃんとあって、クレオパトラ、楊貴妃とヘレネ(ギリシャ神話に出てくる女神)の三人だそうです。 ヘレネさんは実在の人物じゃないので一寸押しのけて割り込ませてもらってもよろしいかも。(*◡̈) クレオパトラ、楊貴妃、ヘレネ 小説小野小町 百夜…
ボーマルシェ 宮廷の寵児に、嫌がらせの数々 時計職人から、一気に国王の姫君たちのお気に入りにまでなった、カロン・ド・ボーマルシェ。 そんな宮廷の寵児には、廷臣たちの嫉妬や陰謀、陰口が待っていました。 ある貴族は、ボーマルシェに恥をかかせようとして、自分の懐中時計が壊れたから、直してくれたまえ、と満座で迫ります。 お前はしょせん職人上がりではないか、というわけです。 ボーマルシェは、自分不器用ですから、と辞退しますが、貴族はここぞとばかりに強要します。 すると、彼はわざと手から時計を落とし、高価な時計は床で壊れてバラバラに。 「ほらご覧なさい、自分は不器用だからと申したではござらぬか」と、呆然と…
《ヒュギエイアの杯》(1907年) 《愛(Liebe)》 (1895年) ウィーン・ミュージアム カールスプラッツ 《リンゴの木》(1912年) 個人蔵 《ヴァイセンバッハの森の家Ⅰ(アッター湖畔のカントリー・ハウス)》(1914年) オーストリア・ギャラリー 《ひまわりのある農場の庭》(1913年) 《踊り子》 《女性の肖像》(1894年頃) オーストリア・ギャラリー 《ブナの森Ⅰ》(1901-1902年) 《ソニア・クニプスの肖像》(1898年) ウィーン・オーストリア美術館 《ヘレネ・クリムトの肖像》 (1898年) クリムトの姪ヘレネの肖像画。ヘレネ、六歳の頃。 クリムトさん、アナタの…
[演劇] 寺山修司『不思議な国のエロス』 新国 2月19日 (写真↓は舞台) 寺山修司が1965年に、浅利慶太の要請で日生劇場のために、アリストパネス『女の平和』をミュージカル化したものらしい(日生劇場では上演されず、2014年にSpace早稲田で初演? 正確には知らないが)。今回の演出は文学座の稲葉賀恵。寺山らしい想像力の跳躍が見られ、面白いところはあるのだが、全体を歌と踊りによって<はしゃぎ過ぎ>にしたので、原作の一番面白い部分が霞んでしまった。原作では、男はもちろん女も全員セックス大好きなので、そのセックスを「断つ」ことの苦しみが一番の主題。原作でも女たちは「セックス・ストライキ」に大い…
2019/6/22 購入、2024/1/26 - 2/18 で読了。おもに広電内で。 500ページ以上あるのにほぼ全ページが面白いという驚異の書。映画的名場面、どんでん返しがありすぎる。 訴訟王エジソンの標的 (ハヤカワ文庫NV)作者:グレアム ムーア早川書房Amazon なんで買ったのかは覚えてない。丸善のハヤカワ棚でなんとなく惹かれたから? しかし訳者あとがきで著者は『イミテーション・ゲーム』の脚本家であったと知り、深く納得した。そら面白いわけやで。 原題は THE LAST DAYS OF NIGHT。それでは伝わらんであろうということで「発明王」をもじった「訴訟王」にしたものと思われる…
ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ26 フランスのチョコレートデザート12 フランス伝統チョコレートケーキを,フランス伝統菓子図鑑(山本ゆり子)に記載のあるものを順に紹介しています.今日は: ポワール・ベル・エレーヌ poire Belle-Hélène (チョコレートデザートとは,言えないかもしれませんが,ここでとりあげさせていただきます) 日本では「洋梨のベルエレーヌ」と紹介されます. https://www.miele.co.jp/domestic/3357.htm 「甘く完熟した洋梨の皮をむき,白ワインまたは水にレモン汁と砂糖を加えたものでポーチします.でき上がったら冷…
本作は、「著 ケン・セントアンドレ 翻訳:安田均/グループSNE」が権利を有する『トンネルズ&トロールズ完全版』の二次創作作品です。 (C)Group SNE 「トンネルズ&トロールズ完全版」 十年に及ぶ、神々と人間を二分する大戦を終わらせるべく、アカイア勢かトロイエ勢に身を投じる。1人用、1レベル限定。善の種族のみ、タイプ、性別不問(アマゾン歓迎)。 トロイエ勢(アカイア勢PCの敵 1d6を2回ふって遭遇した敵を決める。接敵距離5m、サイズ大) 1(神々)1アポロン MR42 2アルテミス MR42 3アプロディテ MR41 4アレス MR41 5ポボス MR40 6デイモス MR40 2(…
2004年公開。ブラッド・ピットがアキレスを主演。私は未見です。 ウィキペディアで概要を見たのですが、長すぎる『イリアス』を、映画向けにわかりやすく圧縮・改変しており、賛否両論。塩野七生氏は酷評したそうです。 私としては、叙事詩の圧縮改編はギリシア悲劇の時代から行われていることだし、そんなに目くじらたてるつもりはありません。トロイに捕まってたヘレネはまぼろしで、本物はエジプトにいた、なんて腰くだけな詩もあるそうですから。 今すぐ観たいとは思いませんが、古代叙事詩と二十一世紀映画の「文法」の違いについて、あれこれ考える役には立ちそうです。記憶しておきます。
香料(スパイス、メランジ)ってなんなの? ベネ・ゲセリットってなに? クウィサッツ・ハデラックってなに? なんで撃ち合わないで、ナイフで戦うの? C-3POみたいな、しゃべるロボットが出てこないのはなんで? スフィル・ハワトが白目剥いていたのはなんで? レディ・ジェシカって何者なの? ハルコンネン男爵が浮けるのはなんで? ポールたちがサンドワームに見つかったのはなんで? 続編はどうなるの? 「DUNE part2」についてはこちらから! 関連記事 映画「デューン/砂の惑星」を始めてみた人が疑問に思っただろうことを、フランク・ハーバードの原作小説をベースに解説していきます。