ベーメ

読書

ベーメ

べえめ

中世の神秘思想家、ヤコーブ・ベーメドイツ国シュレジア地方、1575〜1624。もと靴屋の見習いだったが、ある日、スズ製の器を見ていて恍惚となり、神秘体験を得、そこで展開された記述がかの哲学の頂点を燦然と誇るヘーゲル御大を始め、多くのまっとうな思想家にさえ影響を与えた。代表作=『アウローラ』、『キリストへの道』、『3つの原理』、『シグナトゥーラ・レールム』、『書簡集』、『魂に関する40の問い』、『6つの点』、『地と天の神秘について』、『心の平静』、『再生』など。著作が社会問題化し、職を追われ、行商人になり、スポンサーが付いて著述に専念し、牧師反対運動で煽られた市民に家族まるごと投石など過激な迫害を受け、居場所を失ってドレスデンの彼を支持する貴族たちに匿われ、放浪の挙句に病気を得、それが元で熱烈な支持者達に囲まれながら1624年に逝去。