Kristian Bezuidenhout(クリスティアン・ベザイデンホウト、1979-)
ピアニスト、フォルテピアノ演奏家。 南アフリカに生まれる。音楽愛好家の家庭で、幼時からピアノを習う。1988年にオーストラリアに移住。 ニューヨークのイーストマン音楽院で、チェンバロ、フォルテピアノを学ぶ。 2001年、ブルージュ国際古楽コンクールで優勝。
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私はモーツァルトのピアノ曲に付いては全て聴いているとばかり思っていたが最近になってそれが過ちであったことを知った。 このピアノ組曲は運命のト短調ではなく、ト長調であるのだが憂いを帯びた、物悲しく美しい旋律は胸に迫るものがあり、長調の調べとは思えない。 最も5つの楽章のうち3つは短調であるから切々たる哀愁を感じるのは自ずとそれらの曲調に由来するものなのだろう。 曲のタイトルは「ピアノ組曲序奏とフーガ」 第1楽章 フランス風序曲ハ長調 第2楽章 フーガ(アレグロ)イ短調 第3楽章 アルマンド(アンダンテ)ハ短調 第4楽章 クーラント(アレグレット)変ホ長調 第5楽章 サラバンドト短調(未完) 18…
マリア・ジョアン・ピレシュ(1944-)というポルトガル出身の女性ピアニストがいる。もう引退したが、29歳だった1974年に日本のDENONレーベルにモーツァルトのピアノソナタ全集をPCM録音したため、1970年代にNHK-FMで彼女の弾くモーツァルトがよくかかったのを覚えている。その頃は「マリア・ジョアオ・ピリス」と表記されていた。私は先年、ピレシュが1970〜80年代にフランスのエラートレーベルに録音した17枚組のCDを安売りで買った。内訳はバッハの協奏曲1枚、モーツァルトの協奏曲6枚とソナタ1枚、ベートーヴェンのソナタ2枚、シューベルトのソナタ2枚と連弾曲1枚、ショパンの協奏曲1枚と前奏…
アンコール : J.S.バッハ: 「音楽の捧げ物」 BWV1079より 無限カノンG線上のアリア とっても素敵な音楽会でした。 是非ともシリーズ化してほしいが、今日の客に入り(2割程度)では、難しいでしょうね。 フェニックスホール、あるいは、西宮の小ホールならーーー。 最悪、富山か、東京に聞きに行く必要がありますね。 同じ編成で、NHKの収録が予定されているとのことでした。朝の5時の番組でしょう。 今日は、最大4名、最小2名の編成でした。チェロが特別大きな音と言うこともなく、良いバラスだったと思います。 どうしても、3日前に聞いたファウストとの比較になるのですが、ヴァイオリンは遜色ないです。チ…
アンコール : ピセンデル: ヴァイオリン・ソナタ ニ長調より ラルゲット ヘンデル: ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371より アレグロ いい演奏会でした。曲がもう一つでした。じっくりと聞かせる曲がなかったです。 ファウストのヴァイオリンはすごく良いです。バロック楽器、バロック弓にもかかわらず、しっかりとした音が出ていました。ホールの欠点を考えて、今日も前の方に座りました。 チェンバロのベザイデンホウトはとっても上手い人です。この人のソロの演奏会で聞いています。 気になったのは、チェロの音量です。私のイメージでは、通奏低音のチェロは、チェンバロの音を補助するように考えていましたが、チェ…