国産の骨太ハイファンタジーが登場 2023年6月刊行作品。作者の多崎礼(たさきれい)は生年非公開の小説家。デビュー作は2006年、中央公論新社主催のC★NOVELS大賞を受賞した『煌夜祭(こうやさい)』。現代ビジネスのインタビュー記事によると23歳で広告代理店を辞めて、小説家に転身とのこと。 作家として20年近いキャリアがあり、デビュー以来、ファンタジー分野での著作を数多くリリースしている。『レーエンデ国物語』が売れているので、今後は本作が代表作になってしまいそうだが、これまでの代表作を挙げるとしたら『煌夜祭』と『“本の姫”は謳う』シリーズになるだろうか。 『レーエンデ国物語』は2023年の6…