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マンガ

ベルサイユのばら

べるさいゆのばら

池田理代子作の少女マンガ金字塔少女マンガといえばこの「ベルばら」か「ガラスの仮面」かというぐらいに少女マンガを代表する作品。

1972年春から1973年秋に週刊マーガレットに連載された。

アニメ化は少々遅く、1979年

後に宝塚で舞台化され、宝塚歌劇団の看板演目となる。

2013年4月20日発売のマーガレット第10号に、オスカルと出会う前のアンドレの少年時代のエピソードが描かれた新作が掲載される。

物語

フランス革命期、王妃マリー・アントワネット男装の麗人オスカル、アントワネットの愛人フェルゼンを中心とした壮大な物語。(漫画原作とアニメは微妙に展開が異なる。特にオスカルの従僕アンドレの役割が違った。)

実在の人物として、革命家ロベスピエールサン・ジュスト、蔵相ネッケル、没落貴族から返り咲いたポリニャック伯夫人、首飾り事件のジャンヌヴァロア家の末裔)、欲ボケ大司教ローアン(ロアン枢機卿)、愛人ハンス・アクセル・フォン・フェルセン(亡命の手引きをした「ヴァレンヌ事件」)など歴史上の人物が登場するが、オスカルは架空の人物である。ベルナールも架空。アントワネットの白髪化の演出も架空。史実に基づいたフィクションである。

薔薇薔薇は気高く咲いて、薔薇薔薇は美しく散る。

登場人物詳細

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(1755年?12月25日-1789年7月14日)

代々フランス王家を守る近衛隊の将軍を務めるジャルジェ伯爵家に、五人娘の末っ子として生まれる。父のジャルジェ将軍は後継ぎの男の子が生まれないため、末娘のオスカルを男として育てた。14歳の時、マリー・アントワネットの輿入れをきっかけに近衛隊に入隊し、以降異例のスピードで昇進する。黒い騎士ベルナールと出会ってから次第に自らが貴族であることに疑問を持つようになり、バスティーユ攻撃の際には国王の軍隊としてではなく民衆側に寝返ってバスティーユ牢獄砲撃し、フランス革命の火蓋を切った。その戦いで命を落とした。架空の人物であるが、実在のピエール・ユラン伍長がモデルとなっている。ちなみにピエール・ユラン伍長はオスカルの部下として「ベルサイユのばら」に登場している。

マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・オートリッシュ(1755年11月2日-1793年?10月16日)

オーストリア・ハプスブルグ家の女帝マリアテレジアの十一女として生まれる。14歳でフランスのルイ16世と結婚し、二男一女をもうけた。宮廷での生活のさみしさを紛らわせるために浪費や賭博にふけり、フランス財政をより悪化させて市民の憎悪の的となってしまう。スウェーデン人の愛人フェルゼンとの仲も憎悪を増長させた。バスティーユ攻撃をきっかけにフランス革命が勃発してから没落の一途をたどり、最後にはギロチン公開処刑された。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(1755年9月4日-1810年6月20日)

スウェーデンの貴族の家に生まれる。フランス留学中に仮面舞踏会マリー・アントワネットと出会い、その後愛人関係となる。オスカルとも良き友人関係を築く。一時、アメリカ独立戦争の遠征軍として出征していた。フランス革命が勃発してからも一途にマリー・アントワネットを慕い続け、ヴァレンヌ逃亡を計画するなど「忠実な騎士」としての行動を見せ続ける。マリー・アントワネット亡き後は彼女を殺した民衆を憎悪する冷たい権力者となり、自身もまた民衆に殺される。

アンドレ・グランディエ(1754年?8月26日-1789年7月13日)

オスカルの乳母の孫。幼少時にオスカルの遊び相手としてジャルジェ家に引き取られた。オスカルに長年恋心を抱いていたが、身分の違いのため苦しみ続けていた。最終的にはオスカルと心が通じる。長々とポエムを詠む癖がある。

ロザリー・ラ・モリエール

ジャンヌの妹で少女期は下町で貧しい生活をしていたが、ひょんなことからオスカルの家に引き取られ、女中のような形で住み込むようになる。オスカルの妹的存在。オスカルはロザリーを「私の春風」と形容している。オスカルが捕まえた黒い騎士ベルナールと恋をして結婚し、ジャルジェ家を離れた。囚人となったマリー・アントワネット世話役を務めた。架空の人物であるがモデルとなった人物は存在する。「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子の作品『栄光のナポレオン-エロイカ-』にも登場する。

ベルナール・シャトレ

新聞記者。貴族が平民から搾取して手に入れた宝石などを盗み平民に返す、というコンセプトで黒い騎士を名乗り盗賊活動をしていた。一時貴族をおびえさせるほどの存在となっていたが、オスカルに捕まえられてロザリーと結婚したのを機に盗賊をやめ、新聞記者の立場から市民の革命の志気を高める活動をするようになった。架空の人物であるがモデルは存在する。

ジャンヌ・バロア・ド・ラ・モット

少女期は下町で貧しい暮らしをしていたが、かつての王族バロア家の末裔であることを利用して侯爵家に引き取られる。所謂「春風」のような妹ロザリーとは異なり、金に異様な執着を見せる。ローアン大司教を利用してマリー・アントワネットを巻き込んだ首飾り事件を引き起こす。

マルティーヌ・ガブリエル・ド・ポリニャック

しっとりとした木陰のような、ラベンダー香りがするような伯爵夫人マリー・アントワネットのお気に入りとして宮廷に君臨し、マリー・アントワネットを賭博に誘うなど、浪費の大きな原因となる。フランス革命勃発の際にはいち早く国外に亡命した。

ルイ16世(1754年?8月23日-1793年?1月21日)

ルイ15世の孫でマリー・アントワネットの夫。質素で勤勉な性格のため市民には好かれていたが政治的決断能力には欠けていた。妻を大変愛していたが、自分のルックスなどにコンプレックスを持っていたため素直に愛情表現ができず、夫婦生活はあまりうまくはいかなかった。処刑の際には王として立派な死を遂げた。趣味は錠前づくり。

アラン・ド・ソワソン

架空の人物。オスカルが転属した衛兵隊の第一班班長。貴族でありながら金が無いため平民同然の暮らしをしている。剣術に優れオスカルも一目置く存在である。オスカルに一生分の片思いをしている。先述の『栄光のナポレオン-エロイカ-』では主要登場人物となっている。

目次
  • ベルサイユのばらとは
  • 物語
  • 登場人物詳細
    • オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(1755年12月25..
    • マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・..
    • ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(1755年9月4日..
    • アンドレ・グランディエ(1754年8月26日-1789年7月13..
    • ロザリー・ラ・モリエール
    • ベルナール・シャトレ
    • ジャンヌ・バロア・ド・ラ・モット
    • マルティーヌ・ガブリエル・ド・ポリニャック
    • ルイ16世(1754年8月23日-1793年1月21日)
    • アラン・ド・ソワソン
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