シューベルトの「冬の旅」についての記録3。「冬の旅」についてさまざまな解釈があって興味が尽きない。もう忘れてしまっていたことを思い出す。 --------------------------------------------------------------------- 11 アパシーからの脱出①「冬の旅」(2007/6/12) 第21曲「宿」を、ナタリー・シュトゥッツマンとインゲル・ゼデルグレンで聴いたとき、非常な衝撃を受けた。ここに無気力感(アパシー)を脱する光があると思ったのだ。そしてその思いは今でも変わらない。 宿屋つまり死を拒まれるとはいったいどういうことなのかと思っていたが、…