ベッヒャー夫妻による写真作家。ベッヒャー夫妻やベッヒャーとも。Bernd and Hilla Becher。
匿名的な産業建造物(採掘塔、給水塔、溶鉱炉、冷却塔、精製工場サイロそして産業時代の住宅)を被写体に、冷徹なまでに撮影者の主観をなくした客観的な表現方法は「タイポロジー(類型学)」と呼ばれる。1990年、第44回ヴェネツィア・ヴィエンナーレでは、写真でなく「彫刻部門」で金獅子賞を受賞。
ドイツのデュッセルドルフ美術アカデミーにて教鞭をとり、「ベッヒャー・シューレ(ベッヒャー派)」と呼ばれる門下生として、アンドレアス・グルスキーやThomas Struthなどがいる。
1931年8月20日、ジーゲン生まれ。
インテリア画家から広告写真家を経て、1953年にデュッセルドルフ美術アカデミーにてタイポグラフィーを学ぶ。
1961年にヒラ・ベッヒャーと結婚。1976年にデュッセルドルフ美術アカデミー写真学科教授就任。
2007年6月22日、死去。
1934年9月2日、ポツダム生まれ。
1958年にデュッセルドルフ美術アカデミーにて写真を学ぶ。1972年〜1973年まで、ハンブルク造形芸術大学の客員講師を務める。
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