ベンドカーブ

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ベンドカーブ

べんどかーぶ

ベンドカーブとは、ローイングボートにおけるオールの撓り度合いをキャッチからフィニッシュに至る時間軸を横軸として、撓りの大きさをグラフにして示したものである。

ボートの推進力:

ボートを進める力は、漕手がストレッチャーを脚で押して、ハンドルを引くことにより、ブレードを支点としてシャフト(スリーブの部分)がクラッチ軸を押すことで発生する。(純粋な推進力はクラッチ軸を押す力から、脚がストレッチャーを押す力を差し引いた分となる。)つまり、オールがクラッチを押さない限り、ボートは進まない。このクラッチ軸に加わる力をモニターする方法としてベンドカーブがある。

ベンドカーブは、オールのシャフトに歪ゲージを貼り、ストローク中のオールの撓り(ハンドルを引く力)をモニターする。これは、直接的な推進力ではないが、漕手がどれだけの力でオールを引いているかということを把握できる。ベンドカーブは、漕手の漕ぎ方・漕力・技量を正確にモニターするものである。

理想のベンドカーブのイメージ:

エイトのレースペースでの漕ぎを念頭において、理想と考えるベンドカーブについて述べる。(下の図の水色に塗ったカーブ)

  1. キャッチは、エントリー後直ちに脚と腰を使って強くドライブして一気にベンドを立ち上げる。
  2. ミドルは体を後ろの飛ばす様にして、ベンドを維持・強化しながら強く長くオールをドライブしてゆく。(キャッチから一気にベンドカーブを立ち上げることが出来れば、ミドルでのベンドは、ドンドン力を増して更にベンドを大きくするというより、強いベンドを維持するイメージになる。)
  3. 脚のドライブが終盤になると、自ずとベンドは下がり始めるが、腰のスイングと腕を確り引いて、ベンドを出来る限り維持してフィニッシュまで確りブレードに体重を載せる。こうすることで、ベンドカーブがフィニッシュハーフで急に下がることを防止する。
  4. ハンドルが胸に当たる前まで、確り引く。これ以上は力強く引けない限界点に来たら、ハンドルを引く力を緩め、ブレードを離水してHands Awayする。

全体イメージとしてはキャッチで素早く強いベンドを造って、このベンドをキープする様にしてフィニッシュまで一気にボディードライブし、山の頂点が高く裾野が丸々太って面積の大きいベンドカーブを描く様に漕ぐのが理想。

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