ボライソー

読書

ボライソー

ぼらいそー

Bolitho  

アレグザンダー・ケントが生み出した「ボライソー・シリーズ」における、英国海軍の軍人。勿論、架空の人物。

設定

設定ではボライソー家はコーンウォール半島のファルマスの代々海軍に人材を輩出する家となっており、明確な記述はないものの、王党派の家系で、1642年〜1648年の内乱期は国王側に立って戦ったらしい。つまりは、ジェントリ(郷紳)である。多くが戦場(陸か海かは問わない)で落命している。

ボライソー・シリーズ

シリーズそのものは1774年からスタートしており、アメリカ独立戦争フランス革命戦争ナポレオン戦争と、18世紀から19世紀にかけての戦争が描かれている。2004年3月時点で邦訳は26巻、英本国では27巻まで刊行されており、長大な物語にまだ終わりは見えない。2005年には、若き日のリチャード・ボライソーを主人公とした作品が発表されるとのこと。

リチャード・ボライソー

1〜24巻までの主人公。12歳で士官候補生として海軍に入り、以後海軍軍人として英国のために尽くす。アメリカ独立戦争、南太平洋英国植民地防衛、フランス革命戦争ナポレオン戦争と、戦争に次ぐ戦争はリチャードの英名を響かせ、常在戦場の姿は水兵たちをして「われらがディック」と呼ばしめた。ホーンブロワーの「われらがホーニイ」に良く似ている。
ただし、同時代人であるネルソン提督とは、ほとんど面識を持たなかった。そしてネルソンの英名は、ボライソーの英名を凌駕しており、国民のリチャードへの評価が作中に現れるのは、ネルソン死後の巻からである。リチャードは海軍大将まで進級している。

アダム・ボライソー

リチャードの甥。25巻以降の主人公。リチャードの兄ヒューが英国を裏切りアメリカで生したのがアダムである。当初母方の姓であるパスコーを名乗るが、叔父リチャードに尽力の末にボライソー家の後継者となり、ボライソー姓を名乗るにいたる。叔父と違い、ネルソン提督と面識を持ち、親しく話しかけられることもあった。そういった意味で、同じく同時代人であるはずのジャック・オーブリーと立場は似ているのかもしれない。