「イギリスの考古学者ハワード・カーターがツタンカーメンの墓の中で、石棺の蓋を開けて、あのファラオの黄金のマスクを見たときのような気分ですね」 本の著者でもある考古学者は、当時のインタビューで奇をてらって大げさな受け答えをしてしまったと振り返る。しかしながら インタビューで話題の対象であった氷漬け人間のミイラは、エジプトのピラミッドもまだない縄文時代の人間のミイラだったという事が判明、世間の大きな話題をさらう。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 1991年ドイツ人観光客が標高3,210メートルのアルプス山中で氷漬けの遺体を発見、当初は誰もが遭難した登山家と考えた。しかし どうも様子が違うということで 司法解剖…