読書

ポール・ニザン

ぽーるにざん

フランスの作家。共産党員で,人民戦線時代には最も注目された指導的知識人の一人。第 2 次大戦で戦死。独ソ不可侵条約 (1939年) に反対して脱党したため,戦後に共産党から裏切者として不当な誹謗中傷を浴びたが,反抗を貫いた彼の生涯は 1960年代になって党外の反体制派により再発見され,作品も復刊されて多くの読者を得た。日本においても,彼の作品は 60年代後半のいわゆる全共闘世代に争って読まれ,大きな影響を与えた。 (参考:日立デジタル平凡社『世界大百科事典』)

※なお、この部分は西岡様からのご指摘により内容に不備が見つかったため、2003/02/10に書き換えました。深くお詫びいたします。

代表作:

アデン・アラビア』1931

『陰謀』1938



「彼はコミュニストになり、コミュニストであることを止め、

孤独に死んだ、或る窓の傍で、 階段の上で。

この生涯は、この毅然たる妥協の拒否によって説明される。

彼は反抗によって革命家になった。

そして革命家が戦争に譲歩せねばならなくなったとき、

彼は過激な自己の青春を 再び見出し、反抗者として終ったのだ。

彼の言葉は、若く、きびしい言葉だった。

これを老いさせてしまったのは、われわれなのだ。」

ジャン=ポール・サルトル