ポストイナ

地理

ポストイナ

ぽすといな

Postojna

スロベニア共和国にある、ヨーロッパ最大の鍾乳洞カルスト地形の宝庫と言われ、多種多様な鍾乳石と石筍が驚くべき光景を形作っている。その規模は地下水系となっているピウカ川でつながった洞窟を合わせると全長20.6Kmに達する。観光コースになっているのは5kmで、そのうち3.2kmはトロッコで遊覧する。類人魚とよばれる盲目の両生類Proteus anguinusが棲息していることでも知られている。

鍾乳洞の存在は古くから知られており、洞窟内の壁には探検家によるものと思われる1213年の日付のある署名が確認されている。17世紀末には欧州各地から見物客が訪れるようになっており、その中にはオーストリア皇帝一家も含まれていた。当時知られていたのは入り口付近のみであったが、1818年にルカ・チェーチによって更に奥へと進む通路が発見された。数年後にはガイドブックも発行され、遊歩道なども整備されるようになった。19世紀の末には洞窟鉄道、電気照明も整えられ、最高で日に一万四千人が訪れる観光地となっている。