マテリアル系とは、マテリアル全体を横断的あるいは統合的に把握したり、複合化したりする場合に使われる概念。
日本の素材産業は、在来型のマテリアルから、作りこみと摺り合わせの精密なプロセス管理を伴いマテリアル系に進化することで抜群の国際競争力を発揮しています。
例えば鉄鋼製品では、高性能な自動車鋼板や電磁鋼板はめっき技術や珪素拡散技術あるいは高度なプロセス制御技術など、高度な合わせ技、電子基板用の銅箔では、精密圧延技術に表面改質とめっきと樹脂コーティングの合わせ技、薄型テレビで使われるガラス基板や光学フィルム・・・等々、枚挙に暇がありません。