Michel Butor フランスの作家。→ビュトール。
1926年北フランス生まれ。パリ大学卒。学生の頃はシュルレアリスムに影響を受けた詩を書く。1950年代半ばより、ヌーヴォー・ロマンの作家として脚光を浴びるが、1960年の『段階』を最後に小説を離れる。以後はエッセイ、評論、詩などを多作。近年は画家とのコラボレーションによる詞画集の制作なども行う。小説作品に『ミラノ通り』(1954)、『時間割』(1956)、『心変わり』(1957)、『段階』(1960)、評論集『レペルトワール』、エッセイ『土地の精霊』などがある。