小さなリグ、小さなアンテナでも・・・古くても・・ ミズホ通信の高田社長が鬼籍に入られてから月日が流れた。AMのハンディー機からDSB、そしてSSB/CWと少しずつ変化しながら、片手で持てるという当時唯一の形状だったピコシリーズは人気を博していた。そのユニークさに魅せられてほとんどを手に入れたのだが、今では棚の飾りでなかなか活躍する機会がない。 そのピコシリーズの最後のリリースになったのがMX-2Fである。1994年4月ころだったと思う。MX-2Fは144MHz帯のCW/SSB機で単三乾電池6本で動作した。公称出力は1Wで、感度もよかった。それまでのピコとは一味異なるデザイン・仕様でピコシリーズ…