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ミネベア

一般

ミネベア

みねべあ

小径・極小ベアリング世界トップシェアを誇るトップメーカー。

現在の主力製品は、ファンモーター、スピンドルモーターなどのモーター関連製品、ベアリング、ピボットアッセンブリーなどのベアリング関連製品、計測機器、キーボード、スピーカー、ライティングデバイスなどの電子製品などである。警察や自衛隊で使用されている拳銃を製造している事でも有名(後述)であり、また航空機用特殊ベアリングなどでもシェアは高い。

英文表記:Minebea Co., Ltd.

証券コード:6479

沿革

1951年に「日本ミネチュアベアリング」(英文表記:Nippon Miniature Bearing)として創業。

1972年NMB Singapore Ltd.を設立し、海外生産に乗り出す。この時期の海外進出は日系メーカーの中では非常に早かった。

1970年代より、日本・海外の会社を多数買収し、積極攻勢に乗り出す。

この時代に買収された主な会社は以下の通り。

  1. SKF REED工場(現NHBB Chatsworth工場)
  2. 新興通信工業(現計測機器事業部)
  3. 東京螺子製作所(現藤沢製作所)
  4. 新中央工業(現大森製作所)
  5. 大阪車輪製造(京都製作所→現在は閉鎖)
  6. Hansen Manufacturing Co.Inc.(現Hansen Corp.)
  7. 北斗音響(現スピーカー事業部、事業所は移転)
  8. ハタ通信製作所(トランス事業からの撤退→閉鎖)
  9. 帝国ダイカスト工業(現製造本部内の一部門)
  10. 光洋精工Singapore工場(現Pelmec Industries)

1980年にタイへの進出を図る。タイへの進出は日系メーカーの中でも非常に早く、また大規模な展開を図る(従業員2万人超)ことにより、地域雇用の創出に大きな貢献を果たした。

1980年代になると、更に幅広い事業展開を図るために、異業種への参入を積極的に図った。

また、1980年に関連会社との合併により「ミネベア」に社名を変更する。

この時期、三協精機製作所に買収を仕掛けるも、逆に買収を仕掛けられる側となり、さらに三協精機側からは労使一同となって反対されたこともあり、失敗に終わる。

この時代に買収、設立された主な会社は以下の通り。

  1. アクタス(売却済)
  2. かねもり(売却済)
  3. ミネベア信販(信販不動産担保貸付に分けて売却済)
  4. コンドー(現エヌエムビー電子精工)
  5. オーディオリサーチ(現スピーカー事業部)
  6. エヌエムビーセミコンダクタ(売却済、日鐵セミコンダクタ→日本ファウンドリ→現UMC)
  7. New Hampshire Ball Bearings(略称NHBB)

1990年代は、従来の拡大路線を改め、本業重視路線に転換。

1994年に中国への進出を果たす。

この時期に、本業と関係ない金融流通業からの撤退を進め、2000年にアクタス売却により非製造業からの撤退は一通り完了した。

2000年代は、本業である製造業でのリストラを進め、また他企業との合弁・提携を模索するも、キーボード事業は合弁解消、モーター事業では若干の紆余曲折が見られる。

  1. 上海順鼎有限公司(台湾Huanxin社との合弁、2006年合弁解消し100%子会社化)
  2. ミネベアモーター(松下電器との合弁、2007年社名より「松下」の文字を外すが資本構成に変化なし)

製品群

元々は、小径・極小ベアリングの製造を起点とするが、1980年代よりモーター事業への展開、2000年代よりライティングデバイス(携帯電話用導光板)などの電子部品への展開を図っており、ベアリング関連製品の売上げは総額の50%を切っている。

また、新中央工業の流れを汲む会社であることから、防衛用機器(有名なのは拳銃、いわゆる「ニューナンブ」)をライセンス生産しているが、この売上げは全体からすれば微々たる物である。かつての三協精機オルゴールのように。

他には、キーボード製品の評判がPCマニアを中心に非常に高かったが、PC市場、特に周辺機器の急激な価格低下により収益悪化が顕著となってきたため、現在では独自ブランドでの生産は中止し、OEM生産に特化している。