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ユダヤの太守

読書

ユダヤの太守

ゆだやのたいしゅ

アナトール・フランスの小説のひとつ、短篇小説。

キリスト教の虚妄を謳う一連の作品のひとつ。イエス・キリストを裁いて磔刑にしたピラトが、イエスのことなどたんなる罪人の一人と見なしていたことを語っている。後世のヨーロッパ社会はこの事件を、ピラトがイエスを裁いたあと、悔悟の念に苛まれたとしているが、アナトール・フランスはピラトの態度は180度この伝説と違うことを呈示している。

 なお、アナトール・フランスの著作は1966年までローマカトリック教会により「禁書」とされていたが、これらの小説を読めば、さもありなん、と思われる。