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ヨーゼフ・ロート

読書

ヨーゼフ・ロート

よーぜふろーと

1894年9月2日−1939年5月27日

オーストリアユダヤ系作家。

ウクライナ領ガリツィアはブロディに生まれた。父親は精神病で失踪、母親の手一つで育てられ、高校は主席で卒業。その秋、レンベルク大学へ入学するも、オーストリアドイツ文化圏への帰属、西欧社会への同化を求め、当時ポーランド民族運動の一拠点となりつつあった同大を去り、年内にウィーン大へ移動。第一次世界大戦時に「祖国の名誉」のため従軍したオーストリア軍では、東部前線に配属された。(但し、軍の報道班に配属され、捕虜にはなっていない)戦後はウィーンにてジャーナリストとして活躍した。1922年には美しきユダヤ女性フリードルと出会い結婚。

革命前夜を描いた『蜘蛛の巣』は、実際に1923年ミュンヒェン一揆の数日前まで、ウィーン日刊紙アルバイター・ツァイトゥングに連載されていた。作家デビューは翌年出版された『サボイ・ホテル』にて。

元々は君主主義者だったが、大戦後は"der rote Roth"(赤いロート)と呼ばれ、左派傾向にあった。しかし晩年は、滅亡したオーストリア・ハンガリー帝国への慕情からか再び君主主義的に。シオニズム支持者。

ヒトラー政権掌握後は、精神病になった妻を残してパリに亡命するも1939年に死去。

蜘蛛の巣

蜘蛛の巣