ラスタとんねるず

テレビ

ラスタとんねるず

らすたとんねるず

正確には『ラスタとんねるず'94』。1994年4〜9月放送。

とんねるずのみなさんのおかげです』を一時休止して、半年間限定の放送だった。しかし、当時のテレビ情報誌「TVぴあ」で「私たちのラスタを終わらせないで」という特集が組まれるほど、お化け的な人気を誇った番組だった。

企画

SPittiNG IMAGe JAPAN

オープニングコーナー。海外の人気人形コント番組「SPITTING IMAGE」をベースにした、日本の政治家を中心に政治風刺を利かせた内容のコント。人形には1体数百万円の制作費がかかっていたという。実際に放送期間中に首相が2回変わると言う情勢も重なり、盛り上がった。大体オチはクリントンが核ボタンを押す、小沢一郎が目立つ、村山富市が死にかけて救急車で運ばれる、と言ったパターンで、いずれにせよ他の番組ではやろうとしなかったブラックな内容が目立った。

GIANT SHOWGI

貴王・憲王の両サイドに分かれて、格闘家を駒に見立てて将棋の形式で動かし、ぶつかった駒同士がドロレス、ボクシング、うんていなどで戦う。最終的には貴王・憲王がそれぞれ出陣し自ら戦った。

橋本真也vs佐山聡のボクシング対決、豊田真奈美vsライオネス飛鳥の師弟スモウ対決、アンディ・フグvs角田信明のK-1ファイターキックボクシング対決など、今では考えられないメンバーでの異種格闘技戦が見られた他、貴王・憲王のボクシング真っ向勝負や、「芸人」駒で登場したよゐこ濱口が輪島功一を破る大金星を上げるなど、見所の多いコーナーだった。

フジYOUNG

70年代の音楽バラエティ番組と言う体裁のコーナー。とんねるずは70年代の流行ファッションで出演。伊藤つかさ畑中葉子など、実際に当時のアイドルがゲスト出演し、ヒット曲を当時の衣装のまま歌った。また、合成映像で「石橋、ブラックエンペラーの集会に潜入!」などの特集VTRを流すなどの懲りようで、まさしく時が止まったようなコーナーだった。

コーナー内コーナーで「デザイナー誕生」というのもあり、若いデザイナー、専門学校生、アマチュアモデルなどが本格的に70年代のポスト・ヒッピーファッションの再現を行なってコンテストを行なっていた。何しろ全てが70年代。

ブラザーサン、シスタームーン

当初のタイトルは「彼の太陽、彼女の月」。パリでシェフをしているタカ(石橋貴明)、ロンドンでミュージシャンの修業をしているノリ(木梨憲武)、タカの妹でノリの恋人であるさと子(斉藤まりあ)の三角関係を、パリ、ロンドン東京の3都市で描いた本格派ショートドラマ。

番組のラスト3回で連続放送された。バラエティ番組の1コーナーでありながら、CMを越えて番組の半分程度の時間をこのドラマに割く(他のコーナーでも同様の事があった)、世界3都市でロケを行なうなど、そのスケールの大きさを含めて極めて異質なドラマだった。現在のテレビ界なら、単発のスペシャルでもなかなか組めない内容である。

エンディング

エンディングは大体、洋楽の有名曲の替え歌を石橋か木梨のどちらかが歌い、冒頭のSPITTING IMAGEの人形達がバックバンドを演じた。The Knackの『My Sharona』が『まあそーでっしゃろーな!』、Los Lobosの『La Bamba』が『羽田さんはバカボンパパ』、Stingの『Englishman In New York』が『まぁええんじゃないかと言おう』など、これまた風刺に富んだ曲が多かった。

参考サイト:さいっちゃんのみなさんのおかげでしょう

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