東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、フランスのオーボエ名曲集を取り上げます。 と言っても、実はオーボエの独奏曲ではなく、ソナタ集です。つまり、オーボエ・ソナタ集、ということになります。ですが、曲名に「ソナタ」と入っているのは3曲。もう2曲がソナタとは名称がついていない作品で、合計5曲が収録されています。作曲者は、サン=サーンス、プーランク、ボザ、ディティユー、そしてベネットです。 え?ひとりフランスとは異なる人が混じっていませんか?とプロの方から突っ込みを入れられそうです。はい、おっしゃる通り、最後のベネットはイギリス生まれでアメリカで活躍した作曲家です。それ以外はすべ…