
「リツイート」機能(いわゆる「公式RT」)について
以前からTwitter内では他のユーザーのツイート(つぶやき)をそのまま引継ぐ、あるいはコメントを付け加えてツイートする「非公式ReTweet (非公式RT) 」が行われていた。
Twitterがこれを公式な機能として実装した 公式ReTweet(リツイート)は、元々のツイートをそのままの形でフォロワーに送ることができ、これまで行われていた非公式RTの問題点を解決するものであった。
公式RTの実装当初
「公式RTは、自分がフォローしていないユーザのアイコンも表示される」という仕様から、見慣れないアイコンがタイムラインに表示されることを毛嫌いするユーザも多く存在した。ただ、公式RTは非表示に設定可能で、しかも非公式RTが内包する数々の問題点を解決するものであったため、ユーザも徐々に公式RTに慣れていった。
公式RTと非公式RT
この公式リツイート機能は従来の非公式ReTweetで見られた、
- 非公式RTが繰り返されることにより、内容が冗長になる
- ツイートの内容が改ざん・省略されてしまい、それを防ぐことができない
- 非公開のツイートを、公開アカウントでリツイートされる場合がある
- 同じツイートが何度も表示されてしまう
- 発言時刻等の情報が表示されないため、発言の意図や真贋の判断を阻害する
- 元発言をたどることが困難
- 元発言を削除しても情報の拡散を止めることができないため、デマ拡散の原因になる
- リツイートを非表示にできない
- 引用の要件を満たさない場合が多々ある
- 発言に @ が入っているため、元発言者のMentionタブを占拠し、リプライのやりとりを妨げる
といった問題点を解決するものとなった。
その一方で、
- リツイートに直接コメントを載せることができない
というデメリットがあり、あえて非公式RTを使い続ける利用者も存在する。