武蔵横手から稲荷山に至る、幻想と狂気に満ちた長くて短い旅路。 終末トレインどこへいく? 第4話を見る。 第2話に引き続き運命共同体の過去と現在をゆるやかに見せる回であるが、ヤギ人間からミニチュア軍隊まで、多種多様な狂気が見ている側を飽きさせず、奇妙な詩情と落ち着きをもって旅を見守れた。 一面の高麗人参、物言う地蔵の群れ、空を埋め尽くす臓物。 多種多様なヴィジュアルでもって、終わってしまった世界の奇妙な面白さを伝えてくれるのは、作品で摂取したい味わいをちゃんと手渡してくれる感じで良い。 やっぱこの奇妙奇天烈、しっかり飲み干したい旨味がちゃんとあるな…異界旅行で大事な所だ。 絵面は大変に狂っている…