東吾野までの、無限を内包した8マイル。 終末トレインどこへいく? 第2話を見る。 電車と一緒に物語が動き出すまでを、かなりの圧縮率で見事に駆け抜けた第1話に対し、異様な風景と迫りくる危機を含みつつも、展開自体はやや落ち着いた感じ。 移動する密室であり共同体でもある一両編成の中で、池袋を目指す四人組+一匹がどういうバランスなのかを、どっしり掘り下げていく回となった。 ともすれば動きがない展開になってしまいそうな内省的なエピソードだが、車両が移動するグルーヴ感、だんだん見えてくる現状に揺れる内心、そこで暴かれていく願いや脆さが上手くお話を揺らして、退屈せずに見終わることが出来た。 前半15分、シチ…