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ルークトゥン

音楽

ルークトゥン

るーくとぅん

タイの歌謡曲の1カテゴリー。「田舎者 / 田舎の人」という意味らしい。

タイ語: ลูกทุ่ง

英語表記: loogthung, lookthung, luktung, lugthung, lukthung


民謡系のメロディで、元々はスローテンポの牧歌的な曲調。歌詞も「カレと二人で水牛にまたがったあの日々はもう帰らない」*1の様な農村に暮らす庶民のハートをわしづかみするものなど。プムプワン・ドゥワンチャン(พุ่มพวง ดวงจันทร์ 1961-1992)*2の登場によりアップテンポなリズムのルークトゥンが人気に。


911同時多発テロの後、FON SILARATの「Bin LaDin」(ฝน ศิลารัตน์「บินลาดิน」)という曲が流行っていて、戦闘機の翼の上とかで踊るミュージックビデオが良く流れていた。2001年末に女優ベンツの歌うTV主題歌「ドレミ」(เบ๊นซ์「โดเรมี」)が大ヒット。タイ・ポップス界のスターもルークトゥンを取り上げる様になってきていて、バード(เบิร์ด ธงไชย)*3がチンタラー・プンラープ(จินตหรา พูนลาภ)*4とデュエットしたり、マイ(ใหม่ เจริญปุระ)*5がプムプアンの曲をカバーしたり話題になっている。

モーラムとの違い

モーラム(หมอลำ)は元来、ラオス〜タイ東北イサーン地方の音楽芸能で、日常の事柄などを即興で節をつけたり、イサーンの民話や叙事詩を唄ったりするものの様だ。ケーン(แคน)という笙に似た竹笛やピンというギターの様な楽器が伴奏に入る。モーラム歌謡はイサーン方言で歌われ、曲中に入る語りや細かいコブシが特徴的だったが、ルークトゥンやポップスの要素を取り入れ、違いは曖昧になってきている。

*1ISBN:4895594645「ワールド・カルチャーガイド 4 タイ」より引用

*2:表記は他にプムプアン、プンプアン、プンプワン、ドゥアンチャン、ドゥワンジャン

*3:「バード」トンチャイBird Thongchai : Albert Thongchai McIntyre

*4:Jintara Poonlap, Chintara, Poonlab, Punlarp, Poonlarb, ジンタラー, プーンラープ

*5:Mai Charoenpura