(Ruskhaganatet、ルーシ・ハン国、ルーシ汗国)
8世紀後半から9世紀の半ばにかけて、現在のロシア北部にあったとされる国家または都市国家群である。リューリク朝キエフ・ルーシの前身となった国であり、ルーシと呼ばれた人々(少なくともその一部はスウェーデンから来たノース人でヴァリャーグと呼ばれていた)によって建国され、ノース人の他バルト人、スラヴ人、フィン人、テュルク系民族などで構成されていた。なお当時この地域は、ヴァリャーグ達にとってスカンディナビア東部への侵出、交易や海賊行為の拠点でもあった。