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レーダ

レーダ(RADAR)とは、英語の radio detection and ranging を省略してできた言葉であり、「電波を使って目的物を探し、その距離を測る」ものである。

強力な電波を送信すると、電波の一部は、航空機などの目的物に反射して送信した場所に戻ってくる。従って、送信したときから反射波が戻ってくるまでの時間を計測することで目的物までの距離を知ることができる。また目的物の方向は、電波を送信した向き(アンテナの向き)から知ることができる。このように得た目的物の距離と方向にレーダ自体の位置をあわせると目的物の位置を知ることができる。

使用される電波の周波数が低いほど、電波は遠くまで伝搬する傾向があるが、低すぎると目標からの反射が小さくなりレーダには不向きである。また、周波数が高ければ、レーダの精度、分解能が高くなるが、遠くまで伝搬するには損失が大きくなることや高出力の電波が作り出せないことなどから高周波側にも限界が存在する。このため現在レーダで使用されている電波は、周波数が1GHzから10GHzの間のマイクロ波が主体であり、低周波側は遠距離探知用として航空路監視レーダ(ARSR)や空港監視レーダ(ASR)、警戒管制レーダなどに利用され、高周波側は、空港の精測進入レーダ(PAR)や警察のスピード取り締まりレーダなど高精度が要求されるものや小型化が要求されるものに利用されている。

国内の主要レーダメーカは、三菱電機株式会社、株式会社東芝日本電気株式会社、富士通株式会社がレーダ4社と言われている。これに小型レーダ専門メーカーとして日本無線株式会社が続いている。

【参考文献】

レーダ技術

レーダ技術

レーダ信号処理技術

レーダ信号処理技術