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レーダー

radar(英)


RAdio Detection And Rangingの略。電波を発信して反射波を受信し、目標の方向と距離を測定するための電気装置。

もともとは航空機を発見する軍事用として実用化された。今日では民生用にも用いられ、雲を探知することで気象観測に、自動車を探知することでスピード違反の取り締まりに、人工衛星に搭載してリモートセンシングなどにと様々に利用されている。


略史

今日的な意味での「レーダーの父」とされているのはイギリス物理学者ワトソン・ワットで、1935年に世界最初の実用的なレーダーを開発した。これによってイギリスは世界最初の早期警戒レーダー網を整備し、有効な防空網を組織することに成功した。

電磁波(というか波)の性質上、高周波(短波長)の方が精度がいいことはわかっていたが、技術的な制約からなかなか進歩しなかった、はずだったのだが世界大戦がすべてを変えた。

イギリスはレーダー網によって辛くもバトル・オブ・ブリテンを生き延び、世界一のエレクトロニクス大国アメリカ合衆国は総力を挙げてレーダーの開発に取り組む。

終戦までにはマイクロ波を用い、ブラウン管の表示器を持つ今日的なレーダーが確立し、応用技術とも言うべき電波による近接信管電波による航空機の誘導管制網も出現していた。