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レトリスム

アート

レトリスム

れとりすむ

レトリスム 1946年、イジドール・イズー(1925年、ルーマニア生まれの詩人)がシュルレアリスムの停滞と体制内化に反発して創設した前衛芸術運動。文字(レットル)と絵画の境界を廃した境界横断的な芸術表現を追求し、その適用分野は絵画、詩、小説、映画と多様である。その「作品」は、叫び声やノイズに解体された音響詩や、既存の文章の切り貼りだけで成り立つ「転用」小説、フィルムそのものに直接傷を付けたり、白画面や黒画面に至る所で遮られた実験映画など、およそ商業的利用の難しいものばかりだった。1952年、ドゥボール左派が、イズーの個人主義神秘主義化に反発して結成した「レトリスト・インターナショナル」の中では、この反芸術の傾向は強くなり、個人の芸術作品よりも漂流や心理地理学といった都市そのものに対する行動が、彼らの「作品」となっていった。