ロイ・オービソン

音楽

ロイ・オービソン

ろいおーびそん

1936〜1988 アメリカの歌手。60年代アメリカン・ポップス&ロック界が生んだ最高のロックンローラーのひとり、通称、"Big O"。ヴェルベット・ヴォイスと呼ばれたファルセットのきいた高い声と、哀愁のある美しいポップ・サウンドが特徴。

ブルース・スプリングスティーンは言った。「ボブ・ディランのような歌詞とフィル・スペクターのようなサウンドでレコードを創りたかった。そして何よりもロイ・オービソンのように歌いたかったんだ」--。哀愁溢れるヴェルヴェット?・ヴォイスで60年代に多くのヒット曲を放ったロイ・オービソン。「オー・プリティ・ウーマン(後にヴァン・へイレン?がカヴァー)」や「キャンディ・マン」といったロックンロール・ナンバーもヒットを記録したが、名曲の大半はバラードにあるといっていいだろう。繊細なストリングスをバックに、私生活の悲劇をそのまま投影したような苦悩に満ちた歌詞を、哀しみを帯びた声を駆使して歌い、「オンリー・ザ・ロンリー」や「クライング」といった誰にも模倣できない美しいポップ・ミュージックを創りあげたのだ。80年代に入るとサントラへの参加やカヴァー曲のヒットにより再び注目を集め、88年にはボブ・ディランジョージ・ハリソン、ジェフ・リン、トム・ペティらと覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズ?を結成、燻し銀のロックンロールで多くのポップ・ファンを魅了した。しかし同年、久々のカムバック・アルバムを残し、突然の心臓発作で他界してしまう。彼の歌と同様、最後にもう一度ポップス・ファンの心を悲しませて、この世を去っていった。

goo 音楽より。