ロシアの外貨建国債の利払いが履行できないまま、30日間の支払い猶予期間が過ぎ、デフォルト状態となりました。 背景にはロシアのウクライナへの侵攻を受けて、各国の金融制裁を行ってきましたが、アメリカが国内の債権者に対して、利払いを受け取れる特例措置を先月末に終了させたことにより、ロシアは支払いを行おうとも受け取られない、という状況になっていました。このためデフォルトに至ったものですが、本来の利払いをする能力がなくデフォルトになるものとは背景が異なるものになります。 ロシア側は、外貨建ての国債の利払いをルーブルで行っても、債務履行したとみなす大統領令をプーチン大統領が署名を行い、ルーブルによる支払い…