ロマンティック・バレエ

アート

ロマンティック・バレエ

ろまんてぃっくばれえ

1830年代から1850年代頃にかけ、ロマン主義と連動して成立した一連のバレエの形式。マリ・タリオーニがポアント技法で踊り大評判となった『ラ・シルフィード』や、今もよく踊られる『ジゼル』などが代表作。円錐型に広がるロマンティック・チュチュを身につけて踊る。内容は妖精と人間の恋に関するものが多い。1870年代、フランスロンドンでは急速に衰退し、『コッペリア』が最後の作品といわれる。その後、フランスではバレエそのものが衰退したが、ロマンティック・バレエロシアで踊り継がれ、プティパの手を加えられながらも、今まで残ることが可能であった。

ロマンティック・バレエは、その直前の「バレエ・ダクシオン」の提唱で一つのストーリーのある劇として定義されたこともあり、今私たちが見る形に近い、演劇舞踊として完成していた(それまでは、オペラと一体化していたり、もっとバラエティに富んだ内容だった)。また、クラシック・バレエに比べて、ストーリーが重要であり、踊りによって感情やストーリーを表現する。今踊られているバレエの中で、最も古い形式のもの。