イギリス海軍が保有する戦略原潜の第2世代。
英国の核抑止力の一端を担って、日夜何処かの海中に潜んでいる。
HMS.Vanguard
英国最後の戦艦。
起工は1941年、完成は1946年。主砲塔が、R級戦艦の6番艦として計画されていたものを流用した大型軽巡洋艦カレイジャス級から更に転用されているので、「大叔母の歯をつけた新型艦」などと呼ばれることもある*1。
しかし、走攻守いずれも高いレベルでまとまっており、優れてバランスの取れた良艦である*2と言えるだろう。
もっとも、完成時には既に戦艦の時代は終わっており、練習艦隊の旗艦や王室ヨット的な使われ方をした後に解体された。
なお、ヴァンガードはよく「世界最後の戦艦」と言われる。しかし、完成日時から言うと、フランスの1936年度計画艦「ジャンバール」が1950年4月に就役し、完全に完成したのが1952年であるから、こちらがのほうが後になる。又、ソヴィエトは1951年以降にも巡洋戦艦スターリングラード級を起工している(未成)。
全長:243.8メートル
全幅:32.9メートル
基準排水量:44500トン
満載排水量:51420トン
機関出力:12万馬力
最大速度:31ノット
主砲:15インチ連装砲4基8門
副砲/高角砲:5.25インチ連装砲8基16門
舷側装甲最大厚:349ミリ
甲板装甲最大厚:149ミリ