以下の書籍、カラー写真も豊富な良書である。 北前船 寄港地と交易の物語 | 加藤貞仁, 鐙啓記 |本 | 通販 | Amazon 周防・長門の章のタイトルは「いよいよ「北前の海」へ」とされ、それまでの西廻り航路の瀬戸内側から日本海側への折り返し地点として特徴づけている。 室津と下関それぞれの日和山についての記載も写真付きでわかりやすい。高杉晋作は 「室津 上関 棹さしゃ届く なぜに届かぬ 我が思ひ」 という小唄を残したそうだ。 同書には次の記載もある。 下関は南部町から阿弥陀寺町にかけて、つまり関門海峡側が古来の港である。丸山の日和山から見下ろせる、この東部地区が下関の中心地だった。 ところが…