前回の伊方古墳から、彦山川の右岸を4㎞半ほど遡ったところに、セスドノ古墳があります。 公園に溶け込んだような墳丘。 柔らかな膨らみの墳丘は、土木工事で削られた後に調査・復元されたからのようです。 福岡県指定史跡 セスドノ古墳田川市大字伊田2847番地昭和46年11月16日指定田川市の東北部の丘陵に築かれた円墳で、封土直径35m、高さ6m、周囲には幅6mの濠がめぐり、さらに外側には幅16mの外堤がめぐっていた。封土の西側に全長4mの横穴式石室が構築され、天井には大きな平石4枚がわたしてある。石室内面には全面的に赤色顔料が塗られ、内部からは直弧文のある鹿角製刀装具、武器、武具、馬具、装飾品、須恵器…