西天竜幹線水路円筒分水工群を少しずつ記事にしてみます。 まず西天竜一貫水路!1922年(大正11年)から1928年(昭和3年)に整備され、完成にあわせ開田工事が始まり1935年(昭和10年)までに1,000haもの耕地が一挙に増えたそうです。その中で水争いを解決するため第三代の天竜耕地整理組合長の穂坂申彦が円筒分水工を採用して解決を図ったとの事です。当時「穂坂式分水槽」と呼ばれていたそうです。1940年ごろまでに57基設置されたそうですが、現在は35基が稼働中と。 一つめは「羽北1号甲」。 西天竜頭首工で取水された西天竜一貫水路の水は表に出たり山のトンネルを通ったりしながら伊那谷が大きく広がる…