今回は宮口幸治さんの著書『どうしても頑張れない人たち』を参考にしています。宮口さんは立命館大学の教授であり、それ以前は精神科病院や医療少年院に勤務された経験があります。 宮口さんは「頑張ったら支援する」と言う社会の雰囲気に疑問を感じ『そもそも頑張れない人たちや、怠けてしまう人たちほど支援が必要なのではないか』と考えていました。本書には、頑張れない人たちはどう感じているのか、支援者がどのように関わっていったら良いのかなどについて紹介されています。この本は、子どもに向けてだけではなく、後輩がいたり何かを教える立場にある人が読んでも、ヒントを得られるものになっていると思います。 今回は、著者の宮口さ…