◆ラグタイムララバイ(三浦小太郎*1)のアマゾン書評 梶原一騎*2原作、荘司としお*3絵『熱血モーレツ記者(上)』 飛行機事故(乗客も海外で買春ツアーをしてきたような男性が露骨に出てくるのですが)のあと、飛行機会社の社長に厳しく迫りまくる記者たちに対し、主人公がふと漏らすセリフはなかなかいいです。 「遺族はやけに居丈高になり、その尻馬に乗るように、直接には関係ない新聞記者がまるで親の仇もどきの剣幕。日頃れっきとした紳士である航空会社の社長が、小突かれようが土下座させられようが、異常でないような、歪んだ正当、情緒過剰な正当。肉親の死という絶対の神聖のもとに」 「しかし、これは、母国のためなら、狂…