井真成

一般

井真成

いのまなり

姓は井、名は真成。遣唐使。遣唐留学生


墓誌によれば、「開元22年」(西暦734年)に日本への帰国叶わず、異国の地「唐」で36歳で客死、「亡骸(なきがら)は異国の地にあるが、魂は故郷に帰ることを願う」と結んでいる。

中国陝西省西安市にある西北大学が同市内で墓誌を発見。中国で当時の日本人の墓誌が発見されたのははじめて。また墓誌には「国号日本」と書かれており、中国で確認されている漢文の実物資料のうち、「日本」という国名が出てくる最も古いものであるらしい。

墓誌の要旨

 一、姓は井、字(あざな)は真成。国は日本。生来の才能があり、よって命により、遠い国から唐に派遣された。

 一、礼儀正しさは比類なく、勉学に努めて飽きなかったが、突然の出来事により、開元二十二年正月に三十六歳で、国の宿舎で亡くなった。

 一、皇帝は(死を)悼み「尚衣奉御」を贈り、二月四日に万年県のサン水(現在のサン河)のほとりで国費により葬った。

 一、白い馬車と旗をあげた葬列により盛大な葬儀が行われた。参列者は遠くに落ちる夕日を見て、ため息をつき、墓場を指さして悲しんだ。

 一、(死は)自然の理だが、日本の人々も悲しんでいるだろう。遺骨は異国に埋葬するが、魂は故郷に帰ることを願う。


http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20041011k0000m030139000c.htmlより。