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唄者

音楽

唄者

うたしゃ

奄美群島において『奄美島唄の優れた歌い手』を指す用語。

奄美群島では音楽を生業とする発想自体がないので、『唄者』は職業を指すことはなく、一種の名誉称号に近い。

日常の労働の中で、また冠婚葬祭の場面で当然のごとく島唄が歌われる奄美群島では、唄の上手な人間は『唄者』と呼ばれ、そうした環境下では優れた唄者の存在は自然と全島に知れ渡ることとなり、乞われて宴席などに呼ばれて唄を披露することでさらにその名声を高めていくというシステムが完成されている。但しそういった宴席などでの報酬で食べていくことはほぼ不可能である。また報酬を出す側も受ける側も『これは仕事である』という意識は全く持っていない。

ただ最近はステージ演奏等もするようになり、その図式が崩れつつある。が、それで食べていけるというものではないことは昔と同じである。

現存する唄者で特に優れている人々としては以下の名が挙げられる。(以下五十音順

また現在ポップス歌手として活動している元ちとせRIKKI中野律紀)も、元は若手唄者として有名な存在であった。特に元ちとせは女性で唯一三線も弾ける唄者として有名である。

(2005-3-12登録)