運命論者

読書

運命論者

うんめいろんじゃ

 国木田独歩の作。初出:明治35年12月「山比古」

 独歩はいう。「余は半面において運命論者なり。……『運命論者』は全然空想によりて作られたる人物なるも、この運命に対する余の思想を具体化したるものなり」。

 独歩自身、戸籍上の問題で苦しんだことがこの作品に取り入れられている。どうしようもない境遇におちこんで身動きもできない主人公に、悲劇的な運命を独歩は見ている。

 

独歩選集〈第2〉運命論者 (1956年)

独歩選集〈第2〉運命論者 (1956年)

運命論者 (1948年)

運命論者 (1948年)