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永久機関

(サイエンス)
えいきゅうきかん

定義

熱力学の法則に反して稼動する機械。ただしエネルギーを取り出せないものは、永久機関とは言わない。

第一種永久機関
熱力学の第一法則(エネルギー保存則)に反するもの。すなわち、外部からエネルギーを加えず、永遠に稼働するもの。この場合、無からエネルギーを取り出すことになる。
第二種永久機関
熱力学の第二法則(エントロピー増大の法則)に反するもの。損失なしにエネルギーを移すことによって、周囲から動力を取り出す。すなわち、エネルギー変換効率100%の機関。

注意

永久機関は実現することは出来ない。これは、その存在が熱力学の法則に反しているからである。(どんなエネルギーであっても、最後には熱エネルギーへと変化する。そして逃げた熱エネルギーは、回収する事ができない)。永久機関はその開発に関して長い歴史を持っているが、真の永久機関が動いた例は一台としてない。動いたとされる永久機関の話はあるが、あくまで伝説の範疇を出ない。また過去にも、数例の「永久機関詐欺」と呼ぶべき事件が起きている。

特許

2005年5月現在、47件が(特許:46件、実用新案:1件)登録されている。
(特許電子図書館→初心者向け検索→永久機関)
特許登録は法的な手続きの問題であり、永久機関が実現されたということではないことに注意。また、特許庁のhttp://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/tukujitu_kijun.htmは、永久機関が自然法則に反するとして、名指しで指摘している*1

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