関東の競馬はいよいよ暮れの中山開催に移る。明日のメインは師走の名物重賞・ステイヤーズS。関東のベテラン横山典弘騎手は、このレースが1997年にGⅡに昇格以降12回騎乗して(6,2,1,3)。複勝率7割5分だから凄い。 俗に「長距離は騎手で買え」と言われる。「馬7:人3」とされる力量の比率が、「人4」あるいは「人5」にもなるという教えであろう。折り合い、駆け引き、ペース判断、そして仕掛けのタイミング。とかく長距離戦は騎手の技量差が出やすい。 なかでも大事なカギを握るのはペース判断。だが、天皇賞(春)の3分15秒やステイヤーズSの3分45秒をピタリと計れるか? そう質問されて「できる」と答える騎手…