1977年(昭和52年)9月に発生した台風9号。 9月2日12時にカロリン諸島付近で発生、発達しながら西北西に進み、次第に北へと向きを変えて、9月9日23時前に沖永良部島を通過した。その後、東シナ海を西に進み中国大陸に上陸、9月12日に熱帯低気圧に変わった。 沖永良部島(鹿児島県和泊町)では、日本の陸上で観測史上1位となる最低気圧907.3hPaを観測した。 気象庁によって「沖永良部台風」と命名された。現在のところ、気象庁が命名した最後の台風となっている。