音無
音無とは、アニメ「Angel Beats!」の主人公である。CVは神谷浩史。
人物（重大なネタバレの為、閲覧注意）
本名は「音無結弦（おとなし-ゆづる）」。
死後の世界で突然目覚め、成行きで死んだ世界戦線に入る事となる。
頭が良く、作中の描写を見る限りでは身体能力も高い。
死後の世界に来た当初から死後の記憶が全く無く、生い立ち、死因すらも忘れていた。
記憶を取り戻すまでの安全確保・時間稼ぎの為に、強引にSSSに入れられたが、戦線メンバーとの友情が芽生えるにつれ、自らの意思でメンバーと共に抗う様になる。
その後、直井の催眠術によって、生前の記憶を取り戻したが、自らの志を果たせないままの死であった事を知る。だが、更にその後、かなでの看病中に見た夢により、死ぬ直前の記憶を完全に取り戻す。その夢により、志半ばの死でありながら、満足出来る死であった事を知る。また、かなでの意志、そして死後の世界の「真っ当な青春時代を過ごせなかった人の為に用意された世界」であるという存在理由も同時に知り、戦線メンバーが満足して消滅出来る様、かなでに協力する。
この時音無が記憶を取り戻せたのは、音無の心臓がかなでに移植されていて、その心音を聞きながら眠ったからである。死ぬ直前にドナーカードに臓器提供の意思を示し、彼の死後、心臓の病を患っていた生前のかなでへと、音無の心臓が移植される事となる*1。
最終話では「卒業式」を行い、残ったメンバー全員を卒業という形で送り出した後、同じく残ったかなでに「これから現れる不幸な魂を救済しよう」と、共に死後の世界に残る事を提案し、同時に自身のかなでへの気持ちを告白する。・・・が、これによりかなでの気持ちが満たされ消滅してしまう。この時の腕の動きには定評がある。
13話のエピローグでは、音無の生まれ変わりと思われる人物が、同じくかなでの生まれ変わりと思われる人物に声を掛ける描写が描かれた。BD/DVD7巻のアナザーエピローグでは、その後も死後の世界に残り、生徒会長として生活する姿が描かれている。
生前は、「音無初音」という妹を持ち、彼女の存在が生き甲斐と言っても等しい存在となっていた。初音は病気によって入院生活を余儀無くされており、音無は彼女の為に献身的に尽くすも、彼女は死亡してしまう。彼女の死後は、他人の為に生きる事を願い、医師を志す。しかし、センター試験の会場へ向かう時に乗っていた電車で事故に遭遇、腹部に重症を負いながらトンネルに閉じ込められる。トンネル内で知り合った五十嵐と共に、他の事故被害者を助け、救急隊が来るまで生き延びようと、被災者の統率を始める*2が、自身の死を悟り、ドナーカードに臓器提供の意思を示した後、救急隊員が到着する直前に死亡した。
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