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果糖

元来、自然界では単独では存在せず、ブドウ糖など他の物質と共存し、果実やハチミツなどに含まれる単糖類。甘みは糖類中最高で、ハチミツの主成分の40%を占め、甘みは砂糖の1,5倍だが、比較的味はまろやか。

一般的なところでは、炭酸飲料水の原料などで用いられている。

果糖(β-D-フルクトース)は、体内で消化や分解の過程を経ずにエネルギー化出来るため、 疲労回復には有効な即効性のある栄養源と言える。

従来結晶しない糖とされて、約200年放置されてが、10数年前ヨーロッパ医薬品メーカーは穀物トウモロコシを用いてでんぷんをつくり、それを酵素果糖にし、結晶化の秘技を尽くし生産に成功。これをヨーロッパの医師たちは薬品のひとつと考え、糖尿病、心臓病の治療薬、補気剤として使用した。

果糖は小腸から吸収され肝臓に達すると、おもにフルクトキナーゼという酵素でフルクトース1-リン酸に変えられ、ついで、フルクロース1-ホスフェートアルドラーゼという酵素でジヒドロキシアセトリン酸(解糖系の中間代謝産物)とグリセロアルデヒドに分解される。グリセロアルデヒドは、リン酸化されてグリセロアルデヒド3-リン酸となって解糖系に入り、ブドウ糖と同様に代謝される。しかし、一部のグリセロアルデヒドは、グリセロール、そしてα-グリセロリン酸に変えられて、中間脂肪であるトリアシルグリセロールの合成に利用されます。このことから、果糖ブドウ糖よりも、肝臓や筋肉でグリコーゲンへの変化率が高く、運動中の低血糖を防ぐ効果がある。

果糖は血中インシュリンを上昇させる作用が小さいので、各種ドリンク、糖尿病患者用などの甘味料として広く使われている。また、上述したようにリンと作用して解糖するために、カルシウムの浪費がなく、虫歯の原因なるデキストランをつくらず、疲労の原因なるL−乳糖を除去するので、疲労回復効果があると言える。